第四話 ― 境内の歩き方

不気味な掲示板を歩く、和風ホラー体験。

回廊の壁で札を読み、石段の先の奥ノ院へ。最初の散策から零時の儀式まで、境内でできることをたどる。

木造の回廊を進み、壁の前で足を止める。貼られた札に、短い題が見える。『零時呪いの刻』は、ブラウザの中の境内を散策し、札に書かれた言葉を読む和風ホラー作品です。

この頁では、歩く場所、札の読み方、言葉を残す儀式を紹介します。投稿と所持品の保存、アイテムと呪銭の扱いは、末尾にまとめています。

文章を開く前に、その壁まで歩く。

文章の一覧を先に読むのではなく、通路を選び、周囲を見回して札を探します。壁に見えるのは短い題。その題を選ぶと、本文を読む画面が開きます。どの文章に出会うかは、境内のどこへ進み、どちらを見るかで変わります。

ブラウザで読むホラーにも、手掛かりのたどり方には違いがあります。例えば第四境界 ARG Shopで紹介されている『画面の向こう側』は、サイト内検索とリンクで進む探索型ノベルです。『零時呪いの刻』では、文章へたどり着くまでの動作を、通路や壁を探す散策として作っています。参考:第四境界 ARG Shop『画面の向こう側』

読むだけの散策と、自分の札を残す儀式は別の入口です。札を探すために、先に人形を手に入れる手順を済ませる必要はありません。まず歩く場所と読む操作を知り、自分でも札を残したくなったら、後半の儀式へ進む順番になっています。

回廊を歩き、石段の先の奥ノ院へ。

散策する範囲は、回廊から石段を上がり、奥ノ院へ続く道です。地図にある外苑・神社・旧屋敷・地下・異界の五区画は封印されています。

  1. 一

    回廊 — 言葉がある壁を探す

    木造の通路の壁に、札が貼られています。通路を進むだけでなく、向きを変えて壁を見ます。近くの札から読むか、別の壁を探すか。散策の最初は、この短い移動と立ち止まる動作を繰り返します。

  2. 二

    石段 — 視線を上へ向ける

    回廊の先から、上りの石段へ続きます。階段の踏面を選び、上へ進みます。進む先が画面に見えていないときは、周囲を見回してから次の踏面を選びます。

  3. 三

    奥ノ院 — 三枚の札と賽銭箱

    石段の先には、上位三枚の札を読む場所と賽銭箱があります。回廊のように自由に壁へ札を貼る区画ではなく、札を読む場所と、箱へ言葉を預ける場所として設計しています。賽銭箱の公開時間は、壁に残す札とは異なります。

回廊から奥ノ院まで進むと、壁を探す場所、上へ移動する道、札と賽銭箱を見る場所が順に現れます。最初の散策では、回廊で一枚の札を開き、周囲へ戻る操作を確かめてから、石段へ向かう流れを想定しています。

初めての散策は、一枚の札を読むところまで。

散策と閲覧の操作は、次の流れで設計しています。移動は通路の選択、見回す動作はドラッグと、役割が分かれています。

  1. HOMEの「散策」を開く。画面内の通路をクリック、またはタップして移動します。向きを変えるときは画面をドラッグします。
  2. 壁に貼られた札に触れる。札を選ぶと本文の巻物が開きます。長い本文も分割せず、巻物の中を縦にスクロールして読み進めます。
  3. 読み終えたら周囲へ戻る。次の札を探すなら壁の見える画面へ戻り、散策を終えるならHOMEへ戻ります。

画面を動かしたのに進まないと感じたら、見回す操作と移動する操作を確かめます。向きを変えて通路を画面に入れ、その通路を選ぶ。この二つを順に行うと、どの場所へ移る操作なのかを追えます。

壁にある札は、その場所へ言葉を残した記録です。札が見えることと、別の利用者がいま同じ通路を歩いていることは別です。

炎のHOMEから、境内へ進みます。

零時呪いの刻へ入る

この頁へはブラウザの「戻る」で戻れます。

札を残す人は、零時の一分間を通る。

札を書く前には、人形を解放する儀式があります。黒い札・赤い札を選ぶと、ロックされた人形と発行コードを受け取ります。コードを自分で入力する時間は、日本時間の00:00から00:01になるまでの一分間です。

コードが受理されたら、手形の演出で鍵を受け取り、その鍵を自分で人形に挿して解放します。続いて「呪いを刻みこむ」から人形を選び、題と本文を書き、貼る壁と位置を決めます。最後の「糸を解く」操作で、その場所への投稿が確定します。一体で残せる札は一枚です。

二種類の札に残せるもの
種類書ける内容
黒い札題は1〜2文字、本文
赤い札題は1〜4文字、本文、写真は最大2枚

短い題は壁で札を見つけるための目印で、文章を読むのは本文の巻物です。本文には固定の文字数上限を設けない設計です。題の長さと本文の扱いを分けているため、題を選んでから長い文章を開く流れになります。

「アイテム」から「アイテム購入」を選ぶと、個数と必要な呪銭の合計を確認できます。購入した札には、それぞれ別の解除コードが付きます。呪銭の購入・決済は未接続のため、残高不足なら「呪銭が足りません」と表示して呪銭の画面へ進みます。

札へ書く原稿は、公開する範囲を確かめてから残します。手元の記録をすべて載せる必要はありません。題と本文の組み合わせは、短い題を付けて札に託す例でも紹介しています。

共犯、除札、賽銭箱で変わるもの。

読んだ札に付ける無料の反応が「呪い」、他人の札へ共犯釘を使い、コメントを添える仕組みが「共犯」です。無料の反応と、共犯による外観の成長は別に扱います。共犯に参加した人の数に応じて釘が最大10本まで段階的に増え、同じ人が繰り返した回数は、そのまま人数には足しません。自分の札へ共犯釘を使うことはできません。

自分の札を扱う「除札」では、現地で自分の札を選び、清算の言葉を添えます。札は青く半透明になり、「かつての恨み」と「除札の記録」を読み分けられます。元の投稿と釘数、清算文と日付は残り、除札後に新しい共犯釘を加えることはできません。投稿を削除する操作ではありません。

奥ノ院の賽銭箱は、受付順に最大30件が待機し、日本時間21時に1件を公開する設計です。公開から24時間後は作者だけが履歴を見られる扱いになります。

通常の壁の札には、24時間で自動的に消える仕様はありません。一日で公開が終わるのは賽銭箱へ預ける言葉の方です。壁に札を残すときと、賽銭箱に言葉を預けるときでは、公開時間の設計が変わります。

本編の利用範囲を、入る前に確かめる。

投稿と所持品はサーバーに保存し、その利用者の本人確認に基づいて扱います。散策や閲覧から始められます。呪銭の購入・決済はまだ利用できません。アイテム購入には必要な呪銭がかかり、残高が足りない場合は呪銭の画面へ進みます。

利用条件と情報の取り扱いは、利用規約・プライバシーで確認できます。

読む・歩く
回廊と石段、奥ノ院をたどり、札の本文を読みます。投稿や人形の取得を先に行わず、散策から始める流れです。
反応・コメント
無料の反応と共犯のコメントは別の操作です。本文の最下部へ行かなくても、札の近くの「呪コメント」から紙片の重なる一覧を開けます。一件を選ぶと全文を縦に読み、戻ると一覧の元の位置へ戻ります。
保存・復旧
投稿と所持品はサーバーに保存します。自分の札を読み返すときも、一覧の本文ショートカットではなく、貼った場所へ戻って触れます。端末の変更や保存情報を失ったときの備えは、マイページの復旧手順で確かめられます。本文に固定の文字数上限を設けないことは、無制限の保存容量や永続保管の保証を意味しません。大切な原稿は手元にも残してください。

作品の「永久に刻みます」は物語のコピーで、永久保存の保証ではありません。古い札、人形、共犯や除札の儀式はホラーの演出です。現実の人物へ呪いを届けたり、心の状態を改善したりする機能としては案内していません。

初めて試すなら、回廊の壁で題を一つ選び、本文を開いて戻るところから始めます。題だけを見ていたときと、言葉を読んでから見る壁。その行き来が、散策の最初のひと区切りです。